百度とは??
百度は”ひゃくど”ではなく、「バイドゥ(Baidu)」と読みます。 中国で最大の検索サーチシステムです。
中国では基本的にGoogleを使うことは出来ません。
その他FacebookやLINE、Twitterなどの外資系ネットサービスも使用することが出来ません。
その代わり、中国では中国国内の類似サービスが展開されています。
百度・・・Googleのような検索サーチシステム
Wechat(微信)・・・LINEとFacebookを足したようなもの。
Weibo(微博)・・・Twitterのようなミニブログ機能
(中国のネットサービスは基本的に多機能のものが多く、WechatやWeibo、百度のアプリに銀行カード情報を紐づけることが出来、検索から予約、支払いまでがアプリ一つで済むようになっているという仕様になっています)
中国ではネットサービスに規制があり、国内のコンテンツを利用せざるを得ませんので、自然と中国人が使うアプリやウェブサービスは限定されてきます。
百度は中国でネットユーザー約6.8億人のうち、75%のシェアを誇る最大手の検索サーチシステムなのです。
百度は大手検索エンジン以外にも旅行サイトやデータ分析サイト、マーケティングシステム、口コミサイト・・・実にいろいろなサービスを展開している中で、「百度地図」というサービスがあります。
百度地図について
これはGoogleマップのようなもので、地図アプリなのですが、なんと中国アプリでは珍しく、オフラインでも使える地図なのです。
つまり、国内だけではなく海外旅行へ行くときはほとんどの中国人が、この百度地図をあらかじめ国内でダウンロードしてから海外へ向かいます。
そして、2016年2月から、この百度地図のサービスが日本のデータも取り扱うようになりました!!
※実際の地図画面
ナビゲート機能付き。
中国国内ではすでに様々な店舗が登録されています。
近くのお店を検索したり、ジャンル別に検索したり、キャンペーンをやっている店舗を探したり出来るのでグルメや遊びなどあらゆるシーンでこの百度地図は利用されています。
百度地図に店舗情報を登録するメリット
①圧倒的にユーザーが多い。
これは中国のネット人口を考えるとかなりすごい数ですね。
そしてとても大きいのは、大手検索エンジン百度にひもづいていることです。
通常、百度では大手企業によるSEO対策戦争が行われています。
ライバル会社よりも有利な検索結果になるように、日々SEO対策費用は値上がりし続け、その結果百度で検索結果の1ページ目に自社のサイトを表示しようとすると、莫大な資金力がないとSEO競争に参加すら出来ないようになってしまいました。
しかし百度地図へ登録すると、その競争の中に身を置かずとも、百度にひもづくことが出来るので安価で中国現地のネットに情報を載せることが出来るのです。
②中国でも日本でも利用できる
また、百度地図は中国国内でも日本国内でも利用出来ます。そのため「日本旅行のプランをたてる時点で、ユーザーへ自社の情報提供が可能」なのです。
アプリは地図情報だけではなく、百度の運営する旅行口コミサイトとも連動しています。(攻略とは口コミ掲示板にあたります)
なので来店したユーザーが百度地図に口コミを投稿して情報を拡散してくれる可能性があるのです。
また、周辺へユーザーが通りかかったらキャンペーンや特典のプッシュ通知が出来たり、アプリ起動時に画面をジャック出来るなど、日本とはまた違ったアプローチが出来るのも魅力の一つです。
ほとんどの旅行客は旅行前にある程度のプランを決めて来日されます。
そのプランを作成するときに自分のお店を組み込んでもらえたなら、より来店する確率は上がります。
③場所を教えやすいため口コミしやすい
店舗情報やウェブサイト、おすすめメニュー、価格帯などの情報を記載出来ますし、その上SNSでシェアしやすい構造になっています。
なので口コミが拡散しやすくなり、その口コミがまた新しいユーザーを呼んでくることになります。
中国は口コミ文化です。
口コミによって、中国人の間で有名になり、そしてその他諸外国へ人気が飛び火したレストランの例もあります。
もしサービスの詳細を聞いてみたい、百度地図のシステムに興味があるという方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
※現在システムの都合上、掲載募集は停止されております(2017年11月現在)