少し前の情報になりますが、10月は国慶節がありましたね。
弊社でも、その国慶節を利用して中国からお客様が来られました。
そのお客様は上海の方で、今回はまず奈良観光をした後、大阪で人間ドックを受けるという内容でした。
今回受けた医療機関はこちら
弊社では中国人富裕層向けの旅行企画ブランド「JHK TRAVEL」を中国国内で展開しております。
中国向けサイト:JHK TRAVEL
本当は10/3の大阪の人間ドックだけでお申込みいただいたいたのですが、10/1から日本入りして、初日は自分たちだけで頑張ったみたいなのですが、なかなか思うように事が進まなかったようで、10/1の夜に「10/2のアテンドも追加で・・・」という連絡がありました。笑
今日の明日では普通はお断りするところなのですが、このお客様はリピーターの方なので、特別に10/2の奈良観光へついて行きました!
というわけで今回はブログ風口調でTAOZIがお届けいたします!!
まずは唐招提寺。


唐招提寺は世界遺産ではありますが、最寄り駅が近鉄戦の西ノ京。
小さな駅であるうえ、大阪駅から出発した場合2~3回は乗り換えをしなければならず、外国人にとってあまり行くのが簡単ではありません。
そのせいなのか、日曜のお昼にも関わらず人も少なく非常に静かでした。
お客様も
「こんな風に乗り換えるのなら、きっと私たちだけだったらたどり着けないかも」
と話していました。
駅から唐招提寺までの道のりはそんなに複雑ではないのですが、最初の1本道が少し入り込んだところで、人通りも少なく、外国人が独自で来るには確かにハードルが高そうです。
唐招提寺までの1本道
途中の一軒家に興味深々(すぐに移動しました)
人が全然いません
中国人富裕層のお客様のそのほとんどが「中国人がいなくて日本人に人気のところへ連れて行ってほしい」というようなことをおっしゃるのですが、そういったところは言語や道案内などのツールが不十分であり、外国人の対応に慣れていないのでなかなか個人旅行で行くことは難しいと思います。
地方へ外国人観光客を送客したくても、こういった問題があるのでやはり都市の方や昔から有名で外国語対応している観光地に集中してしまうわけです。
なので私は、「まだ外国人のお客さんが来ていなくても、ある程度のツールの準備はしてあると良い」と思います。
確かに賭けのようなものですが、外国人が言葉の分からない国で旅行をしようと思えば、ある程度言葉がなんとかならないと不安で仕方ありませんよね。なのでまったく言語の対応をしていない場合、まず旅行の選択肢から外れてしまうわけです。
ただ、唐招提寺自体は入口で多言語のパンフレットがありましたし、必要枚数を聞くくらいの中国語は出来たので入場自体は問題ないと思います。
ただ、ここで問題発生。
寺院の奥まったところの湿地で蚊にかなり咬まれてしまい、かゆみ止めを買いたい!近くのコンビニで買おう!となったのですが・・・・
コンビニがない。
というよりも商店すらもない!
唯一あるのはお蕎麦屋さんと骨董品店くらい。
ケータイの地図アプリで近くのコンビニや薬局を調べたところ、近辺にはコンビニも薬局もスーパーも何もないようでした。
結局、お昼に入ったお蕎麦屋さんで店員さんの私物をお借りすることが出来たのでよかったです。
ただ、私たちの場合虫刺されだったのでよかったのですが、違う病気の場合はどうなっていたでしょうか?
また、私が日本語で店員さんに虫刺されの薬をお借り出来ましたが、お客様だけだった場合どうなっていたでしょうか?
まさか先進国日本で近くにコンビニがないとは思わず、ずっとコンビニを探していたかもしれません。
確かに日本人なら、日本にももちろんコンビニが密集していない地域もありますし、自然や昔の暮らしがそのまま残っているところもあるのは知っています。
しかし相手は外国人。テレビやネットなどの「綺麗に整えられた日本の情報」を普段見ている彼らにとっては思いもよらないかもしれません。
つまり我々日本人と外国人には「日本」という情報にずれがあるということですよね。
まあそんなことはさておき。
唐招提寺をある程度満喫したあとは、タクシーにて東大寺へ向かいました。
(電車の乗り継ぎが面倒になったらしく、お客様はタクシー一択でした)
その2に続く!
次回は東大寺編です!